2019年07月28日

00082 宅建士試験過去問 権利関係 解除 #宅建 #過去問


★今日の過去問★

Aは、A所有の土地をBに対し、一億円で売却する契約を締結し、手付金として一千万円を受領した。Aは、決済日において、登記及び引渡し等の自己の債務の履行を提供したが、Bが土地の値下がりを理由に残代金を支払わなかったので、登記及び引渡しはしなかった。
Bが、AB間の売買契約締結後、この土地をCに転売する契約を締結していた場合で、Cがやはり土地の値下がりを理由としてBに代金の支払いをしない時、Bはこれを理由として、AB間の売買契約解除することができない。


胡桃「基本的な条文の知識を問う問題だわ。10秒で答えてね。よーいどん!」

1秒

2秒

3秒

4秒

5秒

6秒

7秒

8秒

9秒……

胡桃「10秒、経過。どうかしら?」

建太郎「うーん。何を問う選択肢なのか、よく分からないけど、とりあえず常識で考えると……。AB間の売買契約とBC間の売買契約って別個の契約だろ。BC間の売買契約で生じた事情をAB間の売買契約に持ち込むって、おかしいんじゃない?」

胡桃「そうね。そう考えて、この選択肢は正しいという結論を出すこともできるわ。この選択肢で出題者が問いたいことは、債務不履行に陥った債務者Bが契約解除をすることができるのか。ということよ」

建太郎「債務者からの契約解除については定めがないよね。っていうことは、当事者同士の話し合いによる合意解除だけか?」

胡桃「そうね。それから、注目したいことは、手付ね。手付には、三つの意味があったけど、何か覚えているかしら?」

建太郎「手付は……。証約手付、違約手付、解約手付の三つがあったよな。その中で民法に規定されているのは、解約手付」

(手付)
第五百五十七条  買主が売主に手付を交付したときは、当事者の一方が契約の履行に着手するまでは、買主はその手付を放棄し、売主はその倍額を償還して、契約の解除をすることができる。
2  第五百四十五条第三項の規定は、前項の場合には、適用しない。

※(解除の効果)
第五百四十五条  当事者の一方がその解除権を行使したときは、各当事者は、その相手方を原状に復させる義務を負う。ただし、第三者の権利を害することはできない。
2  前項本文の場合において、金銭を返還するときは、その受領の時から利息を付さなければならない。
3  解除権の行使は、損害賠償の請求を妨げない。

建太郎「つまり、相手方が履行に着手するまでは、買主は、手付を放棄することで。売主は、手付の倍返しをすることで、契約の解除ができるということ。それから、解約手付による契約解除を行う場合は、別途、損害賠償の請求をすることができない。ということだよな」

胡桃「そうね。それを踏まえたうえで設問に戻るわ。手付が交付されていれば、債務者からも契約解除ができるわね」

建太郎「あっ……そうか。この設例で言えば、Bは買主だから、手付の放棄によって、契約解除ができるね。でも、相手方Aが履行に着手している以上、Bからは、手付を放棄しての契約解除もできないね」

胡桃「そうよ。理解できたわね」

建太郎「OK」




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posted by 宅建士試験ラノベ化プロジェクトチーム at 18:14| メルマガ掲載問題

宅建士試験過去問 権利関係 復代理人 2−7 平成19年

Aは、不動産の売却を妻の父であるBに委任し、売却に関する代理権をBに付与した。この場合に関する次の記述のうち、民法の規定によれば、正しいものはどれか。




1、Bは、やむを得ない事由がある時は、Aの許諾を得なくても、復代理人を選任することができる。

2、Bが、Bの友人であるCを復代理人として選任することにつき、Aの許諾を得た時は、Bは、その選任に関し、過失があったとしても、Aに対し、責任を負わない。

3、Bが、Aの許諾及び指名に基づき、Dを復代理人として選任した時は、Bは、Dの不誠実さを見抜けなかったことに過失があった場合、Aに対し責任を負う。

4、Bが復代理人Eを適法に選任した時は、EはAに対して、代理人と同一の権利を有し、義務を負うため、Bの代理権は消滅する。







胡桃「これも簡単な問題だわね」

建太郎「ああ。復代理人の選任に関する基本的な問題だよな」

胡桃「まずは、復代理人に関する基本的な条文から見ていくわよ」
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posted by 宅建士試験ラノベ化プロジェクトチーム at 18:13| 宅建士試験過去問

2019年07月23日

00081 宅建士試験過去問 権利関係 解除 #宅建 #過去問


★今日の過去問★

Aは、A所有の土地をBに対し、一億円で売却する契約を締結し、手付金として一千万円を受領した。Aは、決済日において、登記及び引渡し等の自己の債務の履行を提供したが、Bが土地の値下がりを理由に残代金を支払わなかったので、登記及び引渡しはしなかった。
Aは、この売買契約を解除するとともに、Bに対し、売買契約締結後解除されるまでの土地の値下がりによる損害を理由として、賠償請求できる。


胡桃「基本的な条文の知識を問う問題だわ。10秒で答えてね。よーいどん!」

1秒

2秒

3秒

4秒

5秒

6秒

7秒

8秒

9秒……

胡桃「10秒、経過。どうかしら?」

建太郎「この契約解除は、履行遅滞による契約解除のことだよな。解約手付による契約解除だと、損害賠償請求はできないはずだから」

胡桃「そうよ。履行遅滞による契約解除と損害賠償請求は、同時にできるのかしら?」

建太郎「できるね。第五百四十五条3項にある通り、債務不履行を理由とする契約解除を行う場合は、『解除権の行使は、損害賠償の請求を妨げない。』ってことだろう」

(手付)
第五百五十七条  買主が売主に手付を交付したときは、当事者の一方が契約の履行に着手するまでは、買主はその手付を放棄し、売主はその倍額を償還して、契約の解除をすることができる。
2  第五百四十五条第三項の規定は、前項の場合には、適用しない。

(解除の効果)
第五百四十五条  当事者の一方がその解除権を行使したときは、各当事者は、その相手方を原状に復させる義務を負う。ただし、第三者の権利を害することはできない。
2  前項本文の場合において、金銭を返還するときは、その受領の時から利息を付さなければならない。
3  解除権の行使は、損害賠償の請求を妨げない。




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●ライトノベル小説で学ぶ宅建士試験基本テキストとは?

本書は、宅建士(宅地建物取引士)資格試験の基本テキストです。

一般的な資格スクールのテキストとは違い、全文が小説形式で記されています。ライトノベル小説を読む感覚で、宅建士試験の勉強ができてしまうという画期的なテキストです。

入門書ではありません。宅建士試験で問われる項目はすべて網羅しており、一部は、司法書士試験、不動産鑑定士試験レベルの内容も含んでいます。
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posted by 宅建士試験ラノベ化プロジェクトチーム at 20:37| メルマガ掲載問題

宅建士試験過去問 権利関係 代理 2−6 平成24年

代理に関する次の記述のうち、民法の規定及び判例によれば、誤っているものはどれか。




1、未成年者が代理人となって締結した契約の効果は、当該行為を行うにつき、当該未成年者の法定代理人による同意がなければ、有効に本人に帰属しない。

2、法人について、即時取得の成否が問題となる場合、当該法人の代表機関が代理人によって、取引を行ったのであれば、即時取得の要件である善意無過失の有無は、当該代理人を基準にして判断される。

3、不動産の売買契約に関して、同一人物が売主及び買主の双方の代理人となった場合でも、売主及び買主の双方があらかじめ承諾しているときは、当該売買契約の効果は両当事者に有効に帰属する。

4、法定代理人は、やむを得ない事由がなくとも、復代理人を選任することができる。




胡桃「これも条文レベルの簡単な問題だわね」

建太郎「結局、条文と基本的な判例さえ押さえていれば、大抵の問題に対応できるんだな」

胡桃「そうよ。基本を押さえることが宅建合格の近道よ。まず、1からみていくわ」
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posted by 宅建士試験ラノベ化プロジェクトチーム at 20:34| 宅建士試験過去問

2019年07月18日

00080 宅建士試験過去問 権利関係 解除 #宅建 #過去問



★今日の過去問★

Aは、A所有の土地をBに対し、一億円で売却する契約を締結し、手付金として一千万円を受領した。Aは、決済日において、登記及び引渡し等の自己の債務の履行を提供したが、Bが土地の値下がりを理由に残代金を支払わなかったので、登記及び引渡しはしなかった。
Aは、この売買契約を解除せず、Bに対し、残代金の支払いを請求し続けることができる。


胡桃「基本的な条文の知識を問う問題だわ。10秒で答えてね。よーいどん!」

1秒

2秒

3秒

4秒

5秒

6秒

7秒

8秒

9秒……

胡桃「10秒、経過。どうかしら?」

建太郎「むむっ……。設問がややこしいな……」

胡桃「問題文の冒頭の設例では、Aは自らの債務を履行しているけど、Bは債務の履行を拒んでいる。つまり、Bは債務不履行に陥っているということは分かるかしら?」

建太郎「ああ。分かるよ」

胡桃「債務不履行には三つの類型があったわね。覚えているかしら?」

建太郎「履行遅滞、履行不能、不完全履行だね」

胡桃「そうよ。この設例では、三つの類型のうち、どれに当たるかしら?」

建太郎「履行遅滞ってことかな。決済日に、Aが自己の債務の履行を提供した以上、Bは履行遅滞に陥っていると考えるべきだ」

(履行期と履行遅滞)
第四百十二条  債務の履行について確定期限があるときは、債務者は、その期限の到来した時から遅滞の責任を負う。
2  債務の履行について不確定期限があるときは、債務者は、その期限の到来したことを知った時から遅滞の責任を負う。
3  債務の履行について期限を定めなかったときは、債務者は、履行の請求を受けた時から遅滞の責任を負う。

胡桃「そうよ。そのことを理解して上で、後半を読んでね」

建太郎「これは常識で分かるよね。つまり、債権者としては、契約解除をしようとも、代金の支払いを求め続けようとも自由にできるってことだろう」

胡桃「確かに常識でも分かるけど、正確に見ていくわよ。履行遅滞の場合は、債権者としては、三つの手段を取り得るけど、何か覚えているかしら?」

建太郎「ええっと……。履行の強制、契約解除、損害賠償請求かな」

胡桃「そうよ。1で問題になっているのは、履行の強制ね。民法にはこうあるわ」

(履行の強制)
第四百十四条  債務者が任意に債務の履行をしないときは、債権者は、その強制履行を裁判所に請求することができる。ただし、債務の性質がこれを許さないときは、この限りでない。
2  債務の性質が強制履行を許さない場合において、その債務が作為を目的とするときは、債権者は、債務者の費用で第三者にこれをさせることを裁判所に請求することができる。ただし、法律行為を目的とする債務については、裁判をもって債務者の意思表示に代えることができる。
3  不作為を目的とする債務については、債務者の費用で、債務者がした行為の結果を除去し、又は将来のため適当な処分をすることを裁判所に請求することができる。
4  前三項の規定は、損害賠償の請求を妨げない。

胡桃「履行の強制ができるということは当然、設問にあるように、残代金の支払いを請求し続けることができる。ってことね。分かるわね」

建太郎「OK」



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ライトノベル小説で学ぶ宅建士試験基本テキスト

宅建士資格を有するプロ小説家が執筆。ラブコメ風ライトノベル小説を読む感覚で、宅建士試験の勉強ができてしまう画期的なテキストが登場!楽しく学んで楽々合格しよう!

●ライトノベル小説で学ぶ宅建士試験基本テキストとは?

本書は、宅建士(宅地建物取引士)資格試験の基本テキストです。

一般的な資格スクールのテキストとは違い、全文が小説形式で記されています。ライトノベル小説を読む感覚で、宅建士試験の勉強ができてしまうという画期的なテキストです。

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シリーズを全巻読破すれば、宅建士試験に楽々合格できるレベルの知識が身に付きます。
初めて宅建の勉強をする方はもちろんのこと、一通り勉強した中上級者の方が、試験内容をサラッと再確認するのにも役立ちます。

通勤時間や待機時間に、資格スクールのテキストをめくっても、集中できなくて、内容が頭に入ってこない。という悩みを抱えている方も多いと思います。
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