2019年03月29日

請負契約における目的物の所有権の帰属

建物を建てる請負契約を締結した場合において、建物が完成した時は、所有権がどちらに帰属するのか?
所有権が移転する時期はいつなのか?

これについては、材料を提供したのがどちらなのかによって判断するのが判例である。

材料の全部又は主要な部分を注文者が供給した場合
→ 初めから注文者に帰属する。

材料の全部又は主要な部分を請負人が供給した場合
→ 完成した建物の所有権は、請負人に帰属する。その上で、引き渡しによって、注文者に移転することになる。

もちろん、これは原則で、建物完成前に請負代金が完済されている場合は、引き渡しを待たずに、完成と同時に、初めから注文者に帰属することになる。
posted by 宅建士試験ラノベ化プロジェクトチーム at 20:21| 権利関係

2019年03月28日

宅建士試験過去問 権利関係 条件 1−13 平成15年

AはBとの間で、B所有の不動産を購入する売買契約を締結した。ただし、AがA所有の不動産を平成15年12月末日までに売却でき、その代金全額を受領することを停止条件とした。手付金の授受はなく、その他特段の合意もない。この場合、民法の規定によれば、次の記述のうち正しいものはどれか。




1、平成15年12月末日以前でこの停止条件の成否未定の間は、契約の効力が生じていないので、Aは、売買契約を解約できる。

2、平成15年12月末日以前でこの停止条件の成否未定の間は、契約の効力が生じていないので、Bは、売買契約を解約できる。

3、平成15年12月末日以前でこの停止条件の成否未定の間に、Aが死亡して相続が開始された場合、契約の効力が生じていないので、Aの相続人は、この売買契約の買主たる地位を相続することができない。

4、Aが、A所有の不動産の売買代金の受領を拒否して、故意に停止条件成就を妨げた場合、Bは、その停止条件が成就したものとみなすことができる。







建太郎「むむっ……。これは……。1と2がほぼ同じ文言で並んでいるから、どっちかが答えなのかなって、考えてしまうよな」

胡桃「そうね。停止条件のことを理解していないと、惑わされてしまうかもしれないわね。でも、条文レベルの出題だから、正答を導き出すことは容易いわ。まず、停止条件って何かしら」
続きを読む
posted by 宅建士試験ラノベ化プロジェクトチーム at 19:58| 宅建士試験過去問

2019年03月27日

不動産受験新報 2019年(春号) 04 月号 (春からの宅建士試験特集)



◆巻頭特別インタビュー[私、宅建もってます! vol.2 ]◆
東急リバブル株式会社 たまプラーザセンター 土屋俊貴さん
【特集1】宅建士試験 春からの学習スタート
― 合格プランはこれで決まりだ! ―
宅建ダイナマイト合格スクール 大澤茂雄
【特集2】宅建士試験 基礎固め一問一答100!
☆権利関係/ユーキャン 朝比奈 信之
★宅建業法/資格の大原 首藤 務
☆法令上の制限/宅建ダイナマイト合格スクール 大澤茂雄
★税・その他 /資格の大原 今野智朗

宅建士試験の勉強は 一問一答を活用しよう!
【特集3】平成30年度 マンション管理士、管理業務主任者、賃貸不動産経営管理士試験を振り返る
・マンション管理士、管理業務主任者/平柳将人
・賃貸不動産経営管理士/田中謙次
◆今、必要なのはコンサルティング力!
目指せ! 公認 不動産コンサルティングマスター
◆不動産仲介業の新しいカタチを探る
不動産は人と人、家と町をつなぐ仕事
古くていいものを受け継いでいきたい
株式会社フィールドガレージ 不動産部 鹿島 奈津子さん
◆国家試験・択一式問題にチャレンジ!
・土地家屋調査士・択一式3 山井由典
・司法書士・択一式3 齋藤隆行
◆宅建士合格大作戦 中神エマ
【連載】
・マンガで解こう! 宅建過去問2 久保 望
・取引実務から学ぶ 宅建知識2 本鳥有良
・宅建探偵が行く! 2 大澤茂雄
・不動産登記簿 読み解き道場! 2 齋藤隆行
・知っておきたい 建築&不動産の知識2 溝渕 匠
・FP資格ガイダンス 31 山口智一
【試験情報・コラム】
・受験topics
・不動産関連資格 試験カレンダー
・読者プレゼントのご案内
・バックナンバーのご案内
・受験つぶやき掲示板





不動産関係の雑誌は定期購読がおすすめ

月刊 不動産流通 不動産実務に役立つ記事満載。「もっと早く購読するべきでした」という声を頂戴しています。
1982年創刊、不動産業に携わる方に向けた日本唯一の月刊専門誌。 勝ち組になるには何が必要か。不動産実務・営業現場に役立つノウハウ、知識を、徹底した取材や専門家による解説をもとにわかりやすく提供しています。 税制、法律、行政情報、マーケットトレンド等、不動産ビジネスに必要なさまざまな情報も豊富に掲載。売買・賃貸仲介業から分譲、管理、投資、リフォーム、コンサルティング、etcまで、経営者・営業マンを問わず、広範な分野の方々に役立つ雑誌です。

不動産法律セミナー 最近の試験傾向を分析・検討した各試験対策講座をはじめ、頼りになる学習情報が満載。
本誌は、司法書士・土地家屋調査士・測量士補・行政書士・社会保険労務士・宅地建物取引主任者等の不動産・法律関連資格取得のための学習に必要な情報を掲載し、初学者から実務家まで、幅広くご愛読いただいている国家資格合格指導情報誌です。最近の試験傾向を分析・検討した各試験対策講座をはじめ、頼りになる学習情報が満載。また、実務で活躍中の諸先輩や、受験生の「声」を豊富に収録し、受験生活を力強くバックアップします。

日経不動産マーケット情報 日経BP社発行の東京圏の事業用不動産の売買価格と賃料をウオッチする専門情報誌。最新情報を毎号お届けします!
「日経不動産マーケット情報」は不動産の売買・賃貸などに関わる実務者に、東京圏の事業用不動産(オフィスビル、店舗ビル、賃貸マンションなど)について実際の売買データや賃料情報を提供する情報誌です。不動産の売買・賃貸・仲介・管理・評価など、東京圏で不動産ビジネスに携わるすべてのプロにお奨めします。

不動産鑑定 わが国唯一の不動産鑑定の専門誌
主に不動産鑑定に関わる実務家を対象としたビジネスの動きと解説、不動産鑑定に関する実務の在り方、研究論文などで構成。また、「不動産鑑定士試験」にチャレンジする方のために毎年の試験問題と解答例も掲載。実務家・受験生問わず、不動産ビジネスに関わる方の必読誌です。

不動産受験新報 不動産資格受験者のライセンスパートナー
宅建、マンション管理士、管理業務主任者、行政書士、司法書士、土地家屋調査士などの資格試験受験者必見の受験情報誌。試験直前期の勉強法や法改正情報などの有益な情報をタイムリーにお届けします。他の受験生よりも一歩リードするための情報満載!



posted by 宅建士試験ラノベ化プロジェクトチーム at 20:01| 専門雑誌のご案内

宅建士試験過去問 権利関係 解除 1−12 平成14年

Aは、A所有の土地をBに対し、一億円で売却する契約を締結し、手付金として一千万円を受領した。Aは、決済日において、登記及び引渡し等の自己の債務の履行を提供したが、Bが土地の値下がりを理由に残代金を支払わなかったので、登記及び引渡しはしなかった。この場合民法の規定及び判例によれば、次の記述のうち、誤っているものはどれか。




1、Aは、この売買契約を解除せず、Bに対し、残代金の支払いを請求し続けることができる。

2、Aは、この売買契約を解除するとともに、Bに対し、売買契約締結後解除されるまでの土地の値下がりによる損害を理由として、賠償請求できる。

3、Bが、AB間の売買契約締結後、この土地をCに転売する契約を締結していた場合で、Cがやはり土地の値下がりを理由としてBに代金の支払いをしない時、Bはこれを理由として、AB間の売買契約解除することができない。

4、Bが、AB間の売買契約締結後、この土地をCに転売する契約を締結していた場合、Aは、AB間の売買契約を解除しても、Cのこの土地を取得する権利を害することはできない。







建太郎「むむっ……。これはちょっと難しいな……」

胡桃「契約解除の総合的な問題だわね。でも問うている内容は、相変わらず、条文レベルよ。確実に得点しなければならない問題だわ。まず、手付を交付したとあるわね。手付には、三つの意味があったけど、何か覚えているかしら?」
続きを読む
posted by 宅建士試験ラノベ化プロジェクトチーム at 19:58| 宅建士試験過去問

2019年03月26日

請負契約とは

請負は、当事者の一方が相手方に対して、ある仕事を完成させることを約束し、これに対して注文者が対価を支払うことを約束する契約である。
請負は、双務契約、有償契約であるが、諾成契約であり、契約書の作成は、請負契約の成立要件ではない。

(請負)
第六百三十二条 請負は、当事者の一方がある仕事を完成することを約し、相手方がその仕事の結果に対してその報酬を支払うことを約することによって、その効力を生ずる。

代表的な契約は建築の請負契約であろう。

請負契約では、請負人には2つの義務が課せられる。
1、仕事完成義務
2、目的物の引き渡し義務
である。

仕事完成義務については、自らの労務によるべきこととされている場合を除いて、自らが完成する必要はなく、第三者に任せてもよいとされている。
例えば、下請け契約を結んで、下請負人に仕事をさせる場合が典型であろう。

posted by 宅建士試験ラノベ化プロジェクトチーム at 22:53| 権利関係