2019年02月21日

00013宅建士試験過去問 権利関係 意思表示 #宅建 #過去問


★今日の過去問★

A所有の甲土地につき、AとBとの間で売買契約が締結された。
Bは、甲土地は、将来、地価が高騰すると勝手に思い込んで売買契約を締結したところ、実際には、高騰しなかった場合、動機の錯誤を理由に本件売買契約を取り消すことができる。


胡桃「これも基本的な条文と判例の知識を問う問題だわ。10秒で答えてね。よーいどん!」

1秒

2秒

3秒

4秒

5秒

6秒

7秒

8秒

9秒……


胡桃「10秒経過。何の問題か分かるわね?」

建太郎「これは動機の錯誤に関する問題だよな。動機の錯誤は、表示された場合だけ、意思表示の内容になるというのが判例じゃなかったっけ?」

胡桃「そうね。錯誤に関する基本的な判例だわ。それに加えて、もう一つ、突っ込むべき点があるわ。何か分かるかしら?」

建太郎「えっ……? なんだろう?」

胡桃「錯誤の条文をよく読んで」

(錯誤)
第九十五条  意思表示は、法律行為の要素に錯誤があったときは、無効とする。ただし、表意者に重大な過失があったときは、表意者は、自らその無効を主張することができない。

建太郎「あっ。錯誤は、無効であって、取り消すものではないという点か?」

胡桃「そうよ。錯誤は、取消的無効と言われていて、原則として表意者のみが主張できることになっているから、ついつい、取消と勘違いしてしまうけど、無効であるということに留意してね」

建太郎「OK」

posted by 宅建士試験ラノベ化プロジェクトチーム at 18:57| メルマガ掲載問題

00014宅建士試験過去問 権利関係 意思表示 #宅建 #過去問



★今日の過去問★

A所有の甲土地につき、AとBとの間で売買契約が締結された。
Bは、第三者であるCから甲土地がリゾート開発される地域内になるとだまされて売買契約を締結した場合、AがCによる詐欺の事実を知っていたとしても、Bは本件売買契約を詐欺を理由に取り消すことはできない。


胡桃「これも基本的な条文と判例の知識を問う問題だわ。10秒で答えてね。よーいどん!」

1秒

2秒

3秒

4秒

5秒

6秒

7秒

8秒

9秒……


胡桃「10秒経過。何の問題か分かるわね?」

建太郎「第三者による詐欺の場合だよな。第三者に騙されて売買契約を締結した場合は、相手方がそのことをしっていた場合に限り、取り消すことができるんじゃなかった?」

(詐欺又は強迫)
第九十六条  詐欺又は強迫による意思表示は、取り消すことができる。
2  相手方に対する意思表示について第三者が詐欺を行った場合においては、相手方がその事実を知っていたときに限り、その意思表示を取り消すことができる。
3  前二項の規定による詐欺による意思表示の取消しは、善意の第三者に対抗することができない。

胡桃「そうね。2項の条文そのままの出題だということは分かるわね」

建太郎「OK」

posted by 宅建士試験ラノベ化プロジェクトチーム at 18:57| メルマガ掲載問題

2019年02月22日

00015宅建士試験過去問 権利関係 意思表示 #宅建 #過去問


★今日の過去問★

A所有の甲土地につき、AとBとの間で売買契約が締結された。
AがBに騙されたとして詐欺を理由にAB間の売買契約を取り消した後、Bが甲土地をAに返還せずにDに転売して、Dが所有権移転登記を備えても、AはDから甲土地を取り戻すことができる。


胡桃「これも基本的な条文と判例の知識を問う問題だわ。10秒で答えてね。よーいどん!」

1秒

2秒

3秒

4秒

5秒

6秒

7秒

8秒

9秒……


胡桃「10秒経過。まず条文を確認するわよ。何の問題か分かるわね?」

建太郎「詐欺の問題だな」

(詐欺又は強迫)
第九十六条  詐欺又は強迫による意思表示は、取り消すことができる。
2  相手方に対する意思表示について第三者が詐欺を行った場合においては、相手方がその事実を知っていたときに限り、その意思表示を取り消すことができる。
3  前二項の規定による詐欺による意思表示の取消しは、善意の第三者に対抗することができない。

胡桃「じゃあ、この選択肢では何が問題になるのかしら?」

建太郎「これは、取り消し後の第三者の問題だね。詐欺を理由に取り消した後で、BがDに売却して、Dが登記を備えてしまった場合は、もはや、Aは、Dに対して、対抗することができなくなる。Bを起点にして、二重売買が為されたのと同様に考えるべきなんだよな」

胡桃「そうね。典型的な対抗問題だわ」


ライトノベル小説で学ぶ宅建士試験基本テキスト


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●ライトノベル小説で学ぶ宅建士試験基本テキストとは?

本書は、宅建士(宅地建物取引士)資格試験の基本テキストです。

一般的な資格スクールのテキストとは違い、全文が小説形式で記されています。ライトノベル小説を読む感覚で、宅建士試験の勉強ができてしまうという画期的なテキストです。

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posted by 宅建士試験ラノベ化プロジェクトチーム at 19:03| メルマガ掲載問題