2019年02月20日

00010宅建士試験過去問 権利関係 意思表示



★今日の過去問★

Aは、その所有する甲土地を譲渡する意思がないのに、Bと共謀して、Aを売主、Bを買主とする甲土地の仮装の売買契約を締結した。
善意のCが、Bとの間で、Bが甲土地上に建てた乙建物の賃貸借契約(貸主B、借主C)を締結した場合、AはAB間の売買契約の無効をCに主張することができない。


胡桃「これも基本的な条文と判例の知識を問う問題だわ。10秒で答えてね。よーいどん!」

1秒

2秒

3秒

4秒

5秒

6秒

7秒

8秒

9秒……


胡桃「10秒経過。まずは、条文のチェックよ」


(虚偽表示)
第九十四条  相手方と通じてした虚偽の意思表示は、無効とする。
2  前項の規定による意思表示の無効は、善意の第三者に対抗することができない。

胡桃「原則として、通謀虚偽表示は当事者間では無効だけども、虚偽表示の事実についての善意の第三者と関係では、有効として扱われるということよ。分かるわね?」

建太郎「OK」

胡桃「それを踏まえたうえで、選択肢を見てね」

建太郎「AB間の売買契約は甲土地を対象とするもの。それに対してBC間の賃貸借契約は、乙建物を対象とするもの。AB間の売買契約が無効とされても、Cが文句を言う筋合いはないよな」

胡桃「正確にいえば、第三者というのは、虚偽表示の当事者やその包括承継人以外の者で虚偽表示の外形を基礎として新たに独立した法律上の利害関係を有するに至った者とされているのよ。この選択肢では、Cは、AB間の契約が解除されれば、追い出されてしまいかねないわけだから、事実上の利害関係があると言えるけど、法律上の利害関係があるとは言えないのよ。だから、AがCに対して無効を主張することは問題ないというわけよ」

建太郎「なんか小難しい話になっているけど、要するに俺の理解でいいわけだろ?」

胡桃「私の話したことが理解できないようでは、勉強不足だわ。もう一度テキストを見直しなさいよね」
posted by 宅建士試験ラノベ化プロジェクトチーム at 19:19| メルマガ掲載問題

00011宅建士試験過去問 権利関係 意思表示



★今日の過去問★

Aは、その所有する甲土地を譲渡する意思がないのに、Bと共謀して、Aを売主、Bを買主とする甲土地の仮装の売買契約を締結した。
Bの債権者である善意のCが甲土地を差し押さえた場合、AはAB間の売買契約の無効をCに主張することができない。


胡桃「これも基本的な条文と判例の知識を問う問題だわ。10秒で答えてね。よーいどん!」

1秒

2秒

3秒

4秒

5秒

6秒

7秒

8秒

9秒……


胡桃「10秒経過。まずは、条文のチェックよ」

(虚偽表示)
第九十四条  相手方と通じてした虚偽の意思表示は、無効とする。
2  前項の規定による意思表示の無効は、善意の第三者に対抗することができない。

胡桃「原則として、通謀虚偽表示は当事者間では無効だけども、虚偽表示の事実についての善意の第三者と関係では、有効として扱われるということよ。分かるわね?」

建太郎「OK」

胡桃「それを踏まえたうえで、選択肢を見てね」

建太郎「差押え債権者は法律上の利害関係を有するから、AがCに対して無効を主張することはできないよな」

胡桃「そうよ。基本的な判例だから押さえておいてね」

posted by 宅建士試験ラノベ化プロジェクトチーム at 19:20| メルマガ掲載問題

00012宅建士試験過去問 権利関係 意思表示


★今日の過去問★

Aは、その所有する甲土地を譲渡する意思がないのに、Bと共謀して、Aを売主、Bを買主とする甲土地の仮装の売買契約を締結した。
甲土地がBから悪意のCへ、Cから善意のDへ譲渡された場合、AはAB間の売買契約の無効をDに主張することができない。


胡桃「これも基本的な条文と判例の知識を問う問題だわ。10秒で答えてね。よーいどん!」

1秒

2秒

3秒

4秒

5秒

6秒

7秒

8秒

9秒……


胡桃「10秒経過。まずは、条文のチェックよ」

(虚偽表示)
第九十四条  相手方と通じてした虚偽の意思表示は、無効とする。
2  前項の規定による意思表示の無効は、善意の第三者に対抗することができない。

胡桃「原則として、通謀虚偽表示は当事者間では無効だけども、虚偽表示の事実についての善意の第三者と関係では、有効として扱われるということよ。分かるわね?」

建太郎「OK」

胡桃「それを踏まえたうえで、選択肢を見てね」

建太郎「Aは悪意のCに対しては、無効を主張することができるけど、善意のDに対しては主張できないということだよな。つまり、直接の第三者が悪意でも、第三者から譲り受けた転得者が善意ならば、保護されるわけだよな」

胡桃「これも基本的な判例だわ。ちなみに、この設定で、Cが善意で、Dが悪意だったらどうなるかしら?」

建太郎「Dは悪意でも、保護されてしまうことになるんだよな。Dへの譲渡が無効ということになると、原状回復義務が生じるわけで、その間に挟まったCが害されることになるからだよな」

胡桃「善意のCが甲土地を取得した時点で、確定的に権利を取得したことになり、Dはその地位を承継するからよ。分かるわね?」

建太郎「OK」
posted by 宅建士試験ラノベ化プロジェクトチーム at 19:20| メルマガ掲載問題