2018年09月30日

ライトノベル小説で学ぶ宅建士試験基本テキスト 法令上の制限1 (楽々合格国家資格試験ノベルズ(WEB限定版))

ライトノベル小説で学ぶ宅建士試験基本テキスト 法令上の制限1 (楽々合格国家資格試験ノベルズ(WEB限定版))

PRノベル時代はライトノベル、時代小説を読めるオンライン小説サイト/ケータイ小説サイトです。息抜きに軽く読める小説がたくさんありますよ

(冒頭部抜粋)


 ライトノベル小説で学ぶ宅建士試験基本テキスト 法令上の制限1

                         大滝七夕

 ※法令上の制限の勉強方法について

 法令上の制限では、細かくて長大な条文がうんざりするほど出てきます。本テキストでも、条文を多数引用しています。
 条文の原文は、サラッと目を通すだけで構いません(最初に読む時は、無理して読もうとせず、飛ばしてください)。覚えるべきキーワードは、会話文の中で強調していますから、それだけを頭に叩き込めば十分です。

 第十六章

「東木の隠れ里リゾート開発プロジェクトですか……」
「そうです。現代版桃源郷ともいうべき、秘境のような廃村をリゾート地にして、たくさんの人を呼び込む計画です。廃村を再生して、地方創生に貢献しようという目的もあります」
 宅本建太郎は、安土光秀副社長ら、宅本・オーガナイゼーションの首脳陣を前にして、自身にとって人生で初めての開発プロジェクトのプレゼンテーションを行っていた。
 建太郎の背後のスクリーンには、様々なデータが映し出されていた。東木の隠れ里の位置や交通の便、周辺の環境や気候等が、見やすくまとめられている。
 もちろん、それらのデータの整理は建太郎一人の手でやったわけではなく、宅本建太郎の秘書である杏咲琴美らが、情報収集と情報分析したものだ。
 建太郎自身は、大まかな構想を打ち出しただけで、詳細な計画はすべて、琴美たちが練ってくれた。今だって、読んでいる原稿は、琴美が用意してくれたものだ。建太郎が独力でこんな計画を打ち出そうとしても、宅本・オーガナイゼーションの首脳陣には、鼻先で笑われていたに違いない。
 建太郎が一通り、計画をぶちまけると、安土副社長らは、うーむ……。と唸って考え込んだ。
 彼らに受け入れられたのだろうか。この計画が受け入れられるかどうか。が、建太郎が宅本・オーガナイゼーションの会長兼社長として受け入れられるかどうかの第一歩と言ってよい。
 とりあえずは、会長兼社長の座についているものの、会社の実質的な経営は、安土副社長ら首脳陣が行っており、建太郎はお飾りにすぎなかった。
 一日も早く、本当の会長兼社長として認めてもらいたいと思っている。
 建太郎が一通りの演説を終えた後で、真っ先に口を開いたのは、安土副社長だった。
「まず、この計画がうまくいくとは思えません。確実に失敗するでしょうな」
「へっ……?」
 真っ先に味方をしてくれるものと思っていた安土副社長が、いきなり、否定の意を示した。それも、厳しい顔で、建太郎が配った資料の束を放り捨てるように机にバチン!と叩きつけながら。
「こんな甘い計画で突っ走るようでは、会社を傾けてしまいますよ。私は反対です。それでもやりたいというのであれば、建太郎会長には、ご自身の進退をかけていただきたいと思います」
「えっ……?」
「もしも、この計画が失敗したら、会長兼社長の座を下りていただくということです。その覚悟がないのならば、計画は直ちに中止していただきたい」
 安土副社長のみならず、他の首脳陣も一様に固い表情でうなずいた。

 ※

「まさか、反対されるとは思わなかったよ……」
「そうですか?反対されるのがデフォルトだと思いますけど?」
 社長室に戻った建太郎が項垂れると、琴美がさも当然の如く、そう言ってのける。
「むしろ、首脳陣が全員、賛成、賛成と煽てていたのでは、会社の経営を傾けてしまいますよ。シビアに計画を見つめることができなければ、首脳陣失格です」
「そうかな……?」
 と建太郎が首を傾げると、傍らに腕を組んで立っていた桜咲胡桃もあっけらかんとして言う。
「当然よ。それに、安土副社長が、なんで、建太郎の計画に反対したのか、考えてみなさいよね」
「なんでって……。計画がお粗末だからだろ?」
「違うわ。建太郎に箔をつけるためだって分からないのかしら?」
「俺に箔をつける?」




ライトノベル小説で学ぶ宅建士試験基本テキスト 法令上の制限1 (楽々合格国家資格試験ノベルズ(WEB限定版))


宅建士資格を有するプロ小説家が執筆。厄介で分かりにくい都市計画法等の法令上の制限だって、ラブコメ風ライトノベル小説で学べば、楽々理解できて、暗記できる!


●ライトノベル小説で学ぶ宅建士試験基本テキストとは?

本書は、宅建士(宅地建物取引士)資格試験の基本テキストです。

一般的な資格スクールのテキストとは違い、全文が小説形式で記されています。ライトノベル小説を読む感覚で、宅建士試験の勉強ができてしまうという画期的なテキストです。

入門書ではありません。宅建士試験で問われる項目はすべて網羅しており、一部は、司法書士試験、不動産鑑定士試験レベルの内容も含んでいます。
シリーズを全巻読破すれば、宅建士試験に楽々合格できるレベルの知識が身に付きます。
初めて宅建の勉強をする方はもちろんのこと、一通り勉強した中上級者の方が、試験内容をサラッと再確認するのにも役立ちます。

通勤時間や待機時間に、資格スクールのテキストをめくっても、集中できなくて、内容が頭に入ってこない。という悩みを抱えている方も多いと思います。
でも、ライトノベル小説ならすんなりと読めるのでは?

既にお持ちの資格スクールのテキストや過去問と併用してお読みいただくことで、より一層、内容を理解することができますよ。


●法令上の制限の勉強方法

法令上の制限では、細かくて長大な条文がうんざりするほど出てきます。本テキストでも、条文を多数引用しています。
条文の原文は、サラッと目を通すだけで構いません(最初に読む時は、無理して読もうとせず、飛ばしてください)。覚えるべきキーワードは、会話文の中で強調していますから、それだけを頭に叩き込めば十分です。


●法令上の制限1のあらすじ

 東木四兄弟から、廃村『東木の隠れ里』の土地を取得した宅本建太郎は、桃源郷をイメージしたリゾート開発を計画するが、宅本・オーガナイゼーションの重役陣は、そろって反対する。
 それでも、東木の隠れ里開発計画を諦められない建太郎は、司法書士桜咲胡桃、秘書の杏咲琴美ら少数のスタッフと共に、計画を進めることに。だが、都市計画法、国土利用計画法、農地法、土地区画整理法、宅地造成規制法といった、様々な法規制をクリアしなければならないことが判明。一つ一つ乗り越えながら、計画を進めてゆくが……。


・主な登場人物

宅本建太郎
桜咲司法書士事務所補助者。宅建資格の勉強中。ひょんなことから伯父不動産王 宅本健一の莫大な遺産を相続することになる。『株式会社 宅本・オーガナイゼーション』の二代目会長兼社長に就任。

桜咲胡桃
宅建士。司法書士。桜咲司法書士事務所所長。宅本建太郎の上司にして恋人。元アイドルで可愛い顔立ちに、小柄ながらもB90 W60 H86と素晴らしいボディの持ち主。

杏咲琴美
宅建士。『株式会社 宅本・オーガナイゼーション』の社員。大人の女性の魅力にあふれている美人秘書。後に宅本建太郎の専属秘書になる。

不動産王 宅本健一
『株式会社 宅本・オーガナイゼーション』の初代会長兼社長。父親から受け継いだ不動産業を発展させ、多数の不動産を保有し、その資産の総額は数千億円にも達すると言われている。政界にも進出し、一時は都知事に選ばれるかというところまで行ったが、失言のオンパレードが災いして、都知事の座を逃した。暴力団の陰謀により殺害されてしまう。


●法改正対応表
このテキストは以下の法改正に対応しています。
国土利用計画法:平成二六年六月一三日法律第六九号
国土利用計画法施行令:平成二七年一一月二六日政令第三九二号
民法:平成二八年六月七日法律第七一号
農地法:平成二七年九月四日法律第六三号
農業委員会等に関する法律:平成二八年四月一一日法律第二四号
農地法施行規則:平成二八年九月二〇日農林水産省令第五七号
土地区画整理法:平成二八年六月七日法律第七二号
土地区画整理法施行令:平成二八年二月一七日政令第四三号
宅地造成等規制法:平成二六年五月三〇日法律第四二号
宅地造成等規制法施行令:平成二七年一月三〇日政令第三〇号
都市計画法:平成二八年六月七日法律第七二号
建築基準法:平成二八年六月七日法律第七二号
都市再開発法:平成二八年六月七日法律第七二号
風致地区内における建築等の規制に係る条例の制定に関する基準を定める政令:平成二三年一一月二八日政令第三六三号
都市計画法施行令:平成二八年一二月二六日政令第三九二号
都市計画法施行規則:平成二八年三月三一日国土交通省令第二六号
行政事件訴訟法:平成二八年一一月二八日法律第八九号
密集市街地における防災街区の整備の促進に関する法律:平成二八年六月七日法律第七二号
地域における歴史的風致の維持及び向上に関する法律:平成二六年六月一三日法律第六九号
幹線道路の沿道の整備に関する法律:平成二六年五月三〇日法律第四二号
集落地域整備法:平成二三年八月三〇日法律第一〇五号
自然公園法:平成二六年六月一三日法律第六九号
都市緑地法:平成二六年六月一三日法律第六九号
生産緑地法:平成二三年八月三〇日法律第一〇五号
津波防災地域づくりに関する法律:平成二六年五月三〇日法律第四二号
津波防災地域づくりに関する法律施行令:平成二七年一二月一六日政令第四二一号
地すべり等防止法:平成二六年六月一三日法律第六九号
急傾斜地の崩壊による災害の防止に関する法律:平成一七年七月六日法律第八二号
土砂災害警戒区域等における土砂災害防止対策の推進に関する法律:平成二六年一一月一九日法律第一〇九号
森林法:平成二八年五月二〇日法律第四七号
土壌汚染対策法:平成二六年六月四日法律第五一号
公有地の拡大の推進に関する法律:平成二八年四月二〇日法律第三〇号
道路法:平成二八年三月三一日法律第一九号
河川法:平成二七年五月二〇日法律第二二号
海岸法:平成二六年六月一三日法律第六九号
港湾法:平成二八年五月二〇日法律第四五号
文化財保護法:平成二六年六月一三日法律第六九号
東日本大震災復興特別区域法:平成二八年五月二〇日法律第四七号
大規模災害からの復興に関する法律:平成二八年五月二〇日法律第四七号


●著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
大滝 七夕
法学部在学中に行政書士、宅建等の資格を取得し、卒業後は、行政書士事務所、法律事務所等に勤務する傍ら、法律雑誌の記事や小説を執筆し、作家デビュー。法律知識と実務経験をもとにしたリーガルサスペンスを中心に、ファンタジーや武侠小説などを執筆している。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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ライトノベル小説で学ぶ宅建士試験基本テキスト 法令上の制限2 (楽々合格国家資格試験ノベルズ(WEB限定版))

ライトノベル小説で学ぶ宅建士試験基本テキスト 法令上の制限2 (楽々合格国家資格試験ノベルズ(WEB限定版))

PRノベル時代はライトノベル、時代小説を読めるオンライン小説サイト/ケータイ小説サイトです。息抜きに軽く読める小説がたくさんありますよ

(冒頭部抜粋)


 ライトノベル小説で学ぶ宅建士試験基本テキスト 法令上の制限2

                           大滝七夕

 ※法令上の制限の勉強方法について

 法令上の制限では、細かくて長大な条文がうんざりするほど出てきます。本テキストでも、条文を多数引用しています。
 条文の原文は、サラッと目を通すだけで構いません(最初に読む時は、無理して読もうとせず、飛ばしてください)。覚えるべきキーワードは、会話文の中で強調していますから、それだけを頭に叩き込めば十分です。

 第二十三章

 今日も一日、東木の隠れ里の開発プロジェクトを現地で指揮した後、東木四兄弟の屋敷に泊ることになった。
 又木萌花が用意してくれた野生的な食材を使っての夕食を終えてしまうと、テーブルに一人残った宅本建太郎は、方眼紙を前にして、建物の間取り図を書いていた。
 何しろ、東木の隠れ里の敷地は、相当あり、レジャー施設等を建設してもまだ余裕がある。一ヘクタールほどの土地をタダ同然の価格で建太郎が個人的に購入し、別荘を建てる予定でいるのだ。
「ここにパーティーをやれる大広間を作って、それから、俺と胡桃の寝室はここ。それに他の女の子たちが泊まれる部屋も作らないといけないな。ええっと、琴美と萌花の部屋はちょっと広めに作ってあげて、美里と愛の部屋は小さくてもいいか……」
「おらっ!」
 突然、頭に衝撃が走ったと思うと、建太郎は机にゴツーン!と額を激突させていた。
 痛いという言葉が出てこない。テーブルがパリッとひびが入り、もちろん、今書いていた間取り図はくしゃくしゃになって、床に落下している。
「あ、頭が割れたぁぁぁ!やべえぇぇぇ!脳みそが流れてしまうぅぅぅ!」
「脳みそが流れたらしゃべれるわけがないだろう!」
 暫し、白夜の中で火花が飛び散るのを目にした後で、どうにか、顔を上げると、建太郎の脇で仁王立ちしている女がいる。モデルのように背が高くてスタイルがよく、ポニテールの髪形をしている。
 言わずと知れた秋藤愛だ。怖い顔をして建太郎を見下ろしていた。
「ち、血が大量に噴出している!」と頭を抱える建太郎。
「出てねえよ!男の癖にうだうだと情けない奴だ!」
「なんで!私と愛ちゃんの部屋だけ、四畳なの!」
 と愛の傍らでも、作業着姿の小柄な女の子が眉間にしわを寄せる。安土建設の社員で土木建築関係の資格を持つ天草美里だ。
「私の部屋は八畳なんだね。でもTKB59のメンバーを連れてくると、これだけでは部屋が全然足りないよ」
 とTKB59(宅建の勉強、頑張ろう!めざせ、合格!(Ta Kken no Benkyu ganbaro mezase 5uka9))というアイドルグループに属する又木萌花が苦笑いする。
「ちょっと!なんで私と建太郎が一緒の部屋に泊らなければならないのよ!」
 と、頬を膨らませたのは、司法書士で元TKB59のメンバーだった桜咲胡桃だ。
「な、なんでって、俺と胡桃は結婚するんだし……、夫婦になれば一緒の部屋に泊るのが当たり前だろ?」
「私、建太郎と結婚するつもりなんてないわ!」
「そんな!胡桃!」
「建太郎会長。お言葉ですが、この間取りは無理があると思いますよ」
 とクールな発言をするのは、宅本・オーガナイゼーションの社員で建太郎の秘書を務めている杏咲琴美だ。
「えっ?そうかな?」
 建太郎は目を丸くしながら、くしゃくしゃになった間取り図をひびの入ったテーブルの上に広げ直した。
「本当だよ。小学生でもこんな間取りはあり得ないって分かるよ!」と美里。「一階は大広間が一つだけドーンとあって、二階にこんなにたくさんの部屋を作って納まるわけないでしょ。一階が小さくて二階が横長のキノコみたいな建物になるじゃん」
「そんなイメージで作ったつもりはないんだけどな……。頑丈で長持ちして、住みやすい別荘をイメージしているんだけどなあ」
「バカ野郎!こんな間取りの建物では、建築基準法の単体規定すら満たしていねえだろうが!建てている間に崩れることは、素人でも分かるわ!」と愛の突っ込み。
「そうよ。建太郎!間取りを考える前に、建築基準法をしっかり勉強しなさいよね!」と胡桃。
「まずは、建築基準法の趣旨から見て行こうか」
 萌花に促されて、建太郎は法令集に手を伸ばした。

建築基準法
(目的)
第一条  この法律は、建築物の敷地、構造、設備及び用途に関する最低の基準を定めて、国民の生命、健康及び財産の保護を図り、もつて公共の福祉の増進に資することを目的とする。

「書いてある通りだな」
「ここで留意したいのは、建築基準法の規定は『最低の基準』だということだよ。だから、建築基準法の規定をぎりぎりに満たすような家なんて、とてもじゃないけど、快適とは言えないし、住みにくいし、長持ちしないんだからね」と美里。
「へえ……。じゃあ、建築基準法の規準を満たしていても必ずしも安心できないんだな」
「そうだよ。いい家を作るためには、建築基準法の規準を大幅にクリアして、なおかつ、+αが必要なんだよ」
「建築基準法には、大きくわけて二つの規定が設けられています。何と何だか分かりますか?」と琴美が先を促す。
「二つの規定?」
「今、私が言っただろうが!人の話聞いてねえな!」と愛の突っ込み。
「えっ?愛が言った……?ええっと……、単体規定というやつか?」
「そうだ。簡単に言えば、個々の建物の規準のことだ。個々の、敷地、建築物の衛生、安全性を確保するための規定なんだよ。建築物の敷地、構造及び建築設備に関する規定として建築基準法の第二章に定められている。それから、もう一つの規定がある」
「うん?何なんだ?」
「集団規定だよ」と萌花。「例えば、道路関係による制限、用途制限、容積率建ぺい率、建築物の高さ、防火地域の制限とかだね。良好な集団的建築環境の確保のための基準なんだ。都市計画区域等における建築物の敷地、構造、建築設備及び用途に関する規定として、建築基準法の第三章に定められているよ」
「ふむふむ。建築基準法には、建築物に関する規定として、単体規定と集団規定の二種類があるわけだな」
「まず、単体規定は、どこでどんな建築物を建てるにしても適用されるというのは分かるね?」と美里。
「ああ。OK」
「それに対して、集団規定は適用される区域が限定されているよ」
「うん?」
「要するに、東木の隠れ里みたいな山奥に、家を一つポツンと建てるならば、周りとの関係は気にする必要はないでしょ。隣の家の日差しが遮られるかどうかなんて考える必要もないじゃん。それに対して、都会に家を建てる時は、住宅が密集しているわけだから、周りにも気を使わなければいけない。例えば、周りが二階建てなのに、自分の土地だけ、ノッポのビルを建てることなんてできないでしょ?」
「そりゃそうだな」
「どういう区域で集団規定が適用されるか。分かっているだろうな?」と愛。
「えっ?どういう区域って……ええっと……。あっ、条文を見ればいいんだな」





ライトノベル小説で学ぶ宅建士試験基本テキスト 法令上の制限2 (楽々合格国家資格試験ノベルズ(WEB限定版))


宅建士資格を有するプロ小説家が執筆。建築基準法の計算も別表も、ラブコメ風ライトノベル小説で学べば、楽々理解できて、暗記できる!


●ライトノベル小説で学ぶ宅建士試験基本テキストとは?

本書は、宅建士(宅地建物取引士)資格試験の基本テキストです。

一般的な資格スクールのテキストとは違い、全文が小説形式で記されています。ライトノベル小説を読む感覚で、宅建士試験の勉強ができてしまうという画期的なテキストです。

入門書ではありません。宅建士試験で問われる項目はすべて網羅しており、一部は、司法書士試験、不動産鑑定士試験レベルの内容も含んでいます。
シリーズを全巻読破すれば、宅建士試験に楽々合格できるレベルの知識が身に付きます。
初めて宅建の勉強をする方はもちろんのこと、一通り勉強した中上級者の方が、試験内容をサラッと再確認するのにも役立ちます。

通勤時間や待機時間に、資格スクールのテキストをめくっても、集中できなくて、内容が頭に入ってこない。という悩みを抱えている方も多いと思います。
でも、ライトノベル小説ならすんなりと読めるのでは?

既にお持ちの資格スクールのテキストや過去問と併用してお読みいただくことで、より一層、内容を理解することができますよ。


●法令上の制限の勉強方法

法令上の制限では、細かくて長大な条文がうんざりするほど出てきます。本テキストでも、条文を多数引用しています。
条文の原文は、サラッと目を通すだけで構いません(最初に読む時は、無理して読もうとせず、飛ばしてください)。覚えるべきキーワードは、会話文の中で強調していますから、それだけを頭に叩き込めば十分です。


●法令上の制限2のあらすじ

 東木の隠れ里開発計画プロジェクトの合間に、建太郎は、一ヘクタールの敷地を取得して、胡桃たちと共にハーレム状態で過ごすための別荘を建築することを計画する。だが、別荘を建てるには、建築基準法の規制を幾つもクリアしなければならなくて……。法令上の制限編完結。


・主な登場人物

宅本建太郎
桜咲司法書士事務所補助者。宅建資格の勉強中。ひょんなことから伯父不動産王 宅本健一の莫大な遺産を相続することになる。『株式会社 宅本・オーガナイゼーション』の二代目会長兼社長に就任。

桜咲胡桃
宅建士。司法書士。桜咲司法書士事務所所長。宅本建太郎の上司にして恋人。元アイドルで可愛い顔立ちに、小柄ながらもB90 W60 H86と素晴らしいボディの持ち主。

杏咲琴美
宅建士。『株式会社 宅本・オーガナイゼーション』の社員。大人の女性の魅力にあふれている美人秘書。後に宅本建太郎の専属秘書になる。

不動産王 宅本健一
『株式会社 宅本・オーガナイゼーション』の初代会長兼社長。父親から受け継いだ不動産業を発展させ、多数の不動産を保有し、その資産の総額は数千億円にも達すると言われている。政界にも進出し、一時は都知事に選ばれるかというところまで行ったが、失言のオンパレードが災いして、都知事の座を逃した。暴力団の陰謀により殺害されてしまう。


●法改正対応表
このテキストは以下の法改正に対応しています。
建築基準法:平成二八年六月七日法律第七二号
建築基準法施行令:平成二八年八月二九日政令第二八八号
景観法:平成二七年六月二六日法律第五〇号
行政事件訴訟法:平成二八年一一月二八日法律第八九号
都市計画法:平成二八年六月七日法律第七二号
民法:平成二八年六月七日法律第七一号


●著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
大滝 七夕
法学部在学中に行政書士、宅建等の資格を取得し、卒業後は、行政書士事務所、法律事務所等に勤務する傍ら、法律雑誌の記事や小説を執筆し、作家デビュー。法律知識と実務経験をもとにしたリーガルサスペンスを中心に、ファンタジーや武侠小説などを執筆している。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
posted by 宅建士試験ラノベ化プロジェクトチーム at 09:29| ライトノベル小説で学ぶ宅建士試験基本テキスト

ライトノベル小説で学ぶ宅建士試験基本テキスト 宅建業法1 (楽々合格国家資格試験ノベルズ(WEB限定版))

ライトノベル小説で学ぶ宅建士試験基本テキスト 宅建業法1 (楽々合格国家資格試験ノベルズ(WEB限定版))

PRノベル時代はライトノベル、時代小説を読めるオンライン小説サイト/ケータイ小説サイトです。息抜きに軽く読める小説がたくさんありますよ

(冒頭部抜粋)

 ライトノベル小説で学ぶ宅建士試験基本テキスト 宅建業法1

                         大滝七夕
 
 第二十七章

「東木の隠れ里の開発プロジェクトはどこまで進んでいますか?」
「開発行為が終わり、敷地の区割りも済ませました。役所の様々な許可が出揃い次第、宅地の販売やリゾート施設の建築行為を開始する予定です」
 スーツで隙なく身を固めた杏咲琴美は、株式会社 宅本・オーガナイゼーションの副社長室で、そう報告した。
 相手は、もちろん、副社長の安土光秀。宅本・オーガナイゼーションのナンバー2であるが、ナンバー1である宅本建太郎会長兼社長がただのお飾りにすぎない現状では、実質的に、会社を切り盛りしているのは、安土副社長である。
 先代の会長兼社長である不動産王 宅本健一が存命していた時でさえ、番頭役として実務の大半を仕切っていたのは、安土副社長だった。彼の並外れた手腕無しでは、株式会社 宅本・オーガナイゼーションが、日本有数の不動産会社に成長することはできなかったであろう。
「開発行為が終わっただけでは、まだ安心はできませんよ。リゾート施設にどれだけ人を集めることができるか。宅地予定地をどれだけ販売できるか……。勝負はこれからです」
 重厚なプレシデントデスクにどっしりと腰を下ろした安土副社長の押し殺した言葉に、琴美は身を引き締めた。
「おっしゃる通りです」
「一つお願いがあります」
「はい。なんでしょう?」
「今後、東木の隠れ里の宅地販売やリゾート施設の運営に関しては、宅本・オーガナイゼーションの名前を使わないようにしていただきたい」
 どういう意味だろうと琴美はわずかに首を傾げた。
 宅本・オーガナイゼーションの名前を使うなということは、東木の隠れ里の開発プロジェクトに、会社が関わっていることを世間に知らしめたくない。ということだろうか?
 その理由は、東木の隠れ里の開発プロジェクトの失敗が目に見えているからだろうか?
 安土副社長は椅子から立ち上ると窓辺に近づいた。窓の向こうには、東京都庁をはじめとしたいくつもの高層ビルが立ち並び、磨き上げられた外壁が鏡のようにギラギラしている。
 株式会社 宅本・オーガナイゼーションの本社ビルも、そうした高層ビルの一つ。
 宅本健一と共に働き、一代でこれほどのビルを有する大企業を育てた安土副社長のことである。
 建太郎がやっている東木の隠れ里の開発プロジェクトなど、子供のお遊び程度にしか見えていないのかもしれない。
 無論、子供のお遊びとは言え、大金が動くプロジェクト。会社が大損害を被るわけにはいかないから、予防線を張っておこうということだろうか?
 優れた番頭である安土副社長がそう考えるのも無理からぬことだわね。と思いつつも、その真意は、琴美にも図りかねた。
「つまり……」
「東木の隠れ里の宅地販売やリゾート施設の運営に関しては、別会社を設立して、建太郎君の独力でやっていただきたいということです」
「宅本・オーガナイゼーションは一切手助けしないということですか?」
「そうです。宅本・オーガナイゼーションのブランドを表に出せば、東木の隠れ里のプロジェクトが成功するのは当然です。しかし、それでは、建太郎君の力でこのプロジェクトを成功させたとは言えない。会社の名前に乗っかっているだけです。意味は分かりますね」
「ええ。分かります」
「私と健一は、何もないところからスタートして、この会社を成長させて来ました。建太郎君にも、裸一貫からのし上がっていただきたいということです」

 ※

「ちょっと待て!俺は、宅本・オーガナイゼーションの会長兼社長をクビになったということか?」
 建太郎は思わず、琴美の両肩をガシッと掴んで揺さぶった。膨らんだ胸元がゆらゆらと揺れるほどに。
「ちょっと!建太郎、落ち着きなさいよね!」
 と桜咲胡桃が建太郎の腕を掴んで引き離す。
「おら!女性に乱暴するんじゃねえぞ!」
 と秋藤愛も一喝する。
「そういう意味ではありません」建太郎の腕から逃れた琴美が、顔をしかめながら、乱れたスーツを正した。「宅本・オーガナイゼーションの名前を使わずに、東木の隠れ里のプロジェクトを成功させてみろ。という課題を安土副社長が出したということです」
「宅本・オーガナイゼーションの名前を使うなということか。つまり、俺が自分の不動産会社を設立して、自分の会社の名前で売れと?」
「そうです」
「うーむ……」
「建太郎。これは試練よ。宅本・オーガナイゼーションの会長兼社長として認められるための試練なのよ。分かるでしょ?」と胡桃。
「試練か……。よし!それなら、やってやろうぜ!」
「その調子ですよ!フレーフレー建太郎!」
 とアイドルグループTKB59の又木萌花が声援を送ってくる一方、安土建設の社員である天草美里や愛は「建太郎がどこまでやれるのかしら」と疑わしげな眼差しを向けるばかりである。





ライトノベル小説で学ぶ宅建士試験基本テキスト  宅建業法1 (楽々合格国家資格試験ノベルズ(WEB限定版))


宅建士資格を有するプロ小説家が執筆。細かい規則がたくさんある宅地建物取引業法も、ラブコメ風ライトノベル小説で学べば、楽々、満点が取れる!


●ライトノベル小説で学ぶ宅建士試験基本テキストとは?

本書は、宅建士(宅地建物取引士)資格試験の基本テキストです。

一般的な資格スクールのテキストとは違い、全文が小説形式で記されています。ライトノベル小説を読む感覚で、宅建士試験の勉強ができてしまうという画期的なテキストです。

入門書ではありません。宅建士試験で問われる項目はすべて網羅しており、一部は、司法書士試験、不動産鑑定士試験レベルの内容も含んでいます。
シリーズを全巻読破すれば、宅建士試験に楽々合格できるレベルの知識が身に付きます。
初めて宅建の勉強をする方はもちろんのこと、一通り勉強した中上級者の方が、試験内容をサラッと再確認するのにも役立ちます。

通勤時間や待機時間に、資格スクールのテキストをめくっても、集中できなくて、内容が頭に入ってこない。という悩みを抱えている方も多いと思います。
でも、ライトノベル小説ならすんなりと読めるのでは?

既にお持ちの資格スクールのテキストや過去問と併用してお読みいただくことで、より一層、内容を理解することができますよ。


●宅建業法1のあらすじ

 東木の隠れ里開発計画プロジェクトは順調に進み、宅本建太郎らは、宅地の分譲を始めようとする。だが、「裸一貫でからのし上がれ!」との副社長 安土光秀の命令により、株式会社 宅本・オーガナイゼーションの名前、建太郎が相続した宅本健一の遺産が使えなくなる。
 プロジェクトを先に進めるには、新しく不動産会社を設立し、宅建業の免許を取得した後で、一千万円もの営業保証金を供託しなければならない。だが、建太郎の手元の資金はわずか百万円しかない!果たしてうまく行くのか?


・主な登場人物

宅本建太郎
桜咲司法書士事務所補助者。宅建資格の勉強中。ひょんなことから伯父不動産王 宅本健一の莫大な遺産を相続することになる。『株式会社 宅本・オーガナイゼーション』の二代目会長兼社長に就任。

桜咲胡桃
宅建士。司法書士。桜咲司法書士事務所所長。宅本建太郎の上司にして恋人。元アイドルで可愛い顔立ちに、小柄ながらもB90 W60 H86と素晴らしいボディの持ち主。

杏咲琴美
宅建士。『株式会社 宅本・オーガナイゼーション』の社員。大人の女性の魅力にあふれている美人秘書。後に宅本建太郎の専属秘書になる。

不動産王 宅本健一
『株式会社 宅本・オーガナイゼーション』の初代会長兼社長。父親から受け継いだ不動産業を発展させ、多数の不動産を保有し、その資産の総額は数千億円にも達すると言われている。政界にも進出し、一時は都知事に選ばれるかというところまで行ったが、失言のオンパレードが災いして、都知事の座を逃した。暴力団の陰謀により殺害されてしまう。


●法改正対応表
このテキストは以下の法改正に対応しています。
宅地建物取引業法:平成二八年六月三日法律第五六号
宅地建物取引業法施行令:平成二八年八月二九日政令第二八八号
都市計画法:平成二八年六月七日法律第七二号
建築基準法:平成二八年六月七日法律第七二号
民法:平成二八年六月七日法律第七一号
独立行政法人都市再生機構法施行令:平成二八年一一月三〇日政令第三六四号
地方住宅供給公社法:平成二五年六月一四日法律第四四号
地方住宅供給公社法施行令:平成二八年一一月三〇日政令第三六四号
登録免許税法:平成二八年一二月九日法律第一〇〇号
宅地建物取引業法施行規則:平成二七年一二月九日国土交通省令第八二号
刑法:平成二八年六月三日法律第五四号
恩赦法:平成二五年六月一九日法律第四九号
会社法:平成二八年六月三日法律第六二号
住民基本台帳法:平成二八年一二月二日法律第九四号
宅地建物取引業者営業保証金規則:平成一七年二月一〇日法務省・国土交通省令第一号


●著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
大滝 七夕
法学部在学中に行政書士、宅建等の資格を取得し、卒業後は、行政書士事務所、法律事務所等に勤務する傍ら、法律雑誌の記事や小説を執筆し、作家デビュー。法律知識と実務経験をもとにしたリーガルサスペンスを中心に、ファンタジーや武侠小説などを執筆している。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
posted by 宅建士試験ラノベ化プロジェクトチーム at 09:30| ライトノベル小説で学ぶ宅建士試験基本テキスト