2020年02月13日

00100 宅建士試験過去問 権利関係 担保責任 #宅建 #過去問



★今日の過去問★

宅地建物取引業者ではないAB間で売買契約が締結された。
Aは、C所有の土地を自ら取得するとして、Bに売却したが、Aの責めに帰すべき事由によって、Cから所有権を取得できず、Bに所有権を移転できない場合、他人物売買であることを知っていたBはAに対して、損害賠償を請求できない。


胡桃「ぐんとレベルが上がったわね。でも、問われているのは基本的なことだから、確実に得点したい問題だわ。10秒で答えてね。よーいどん!」

1秒

2秒

3秒

4秒

5秒

6秒

7秒

8秒

9秒……

胡桃「10秒、経過。さあ、どうかしら?」

建太郎「他人物売買の売主の担保責任だよね。条文そのままの出題だね」

(他人の権利の売買における売主の義務)
第五百六十条  他人の権利を売買の目的としたときは、売主は、その権利を取得して買主に移転する義務を負う。

(他人の権利の売買における売主の担保責任)
第五百六十一条  前条の場合において、売主がその売却した権利を取得して買主に移転することができないときは、買主は、契約の解除をすることができる。この場合において、契約の時においてその権利が売主に属しないことを知っていたときは、損害賠償の請求をすることができない。

建太郎「つまり、『契約の時においてその権利が売主に属しないことを知っていたときは、損害賠償の請求をすることができない。』ということで、この選択肢は正しいね」

胡桃「ブー。不正解よ」

建太郎「えっ?なんで?」

胡桃「注目すべき点は、この一文よ。『Aの責めに帰すべき事由によって』こういう言い回しの条文を読んだことあるわよね?」

建太郎「そりゃ、もう、しょっちゅう。危険負担とか、債務不履行とか」

胡桃「そうよ。この選択肢は、債務不履行が問題になるのよ」

(債務不履行による損害賠償)
第四百十五条  債務者がその債務の本旨に従った履行をしないときは、債権者は、これによって生じた損害の賠償を請求することができる。債務者の責めに帰すべき事由によって履行をすることができなくなったときも、同様とする。

胡桃「この契約では、AはCから土地を取得して、Bに移転する債務を負っているわけだけど、それが、Aの責めに帰すべき事由によって出来なくなった。つまり、債務不履行に陥っているわけね。この点は分かるかしら?」

建太郎「そういえば、そうだよな」

胡桃「だからね。この場合、他人物売買の担保責任を追及することはできないけど、債務不履行による損害賠償を請求することはできる。というのが判例なのよ」

建太郎「そんな判例、初耳だ!」

胡桃「宅建のテキストには、この判例は、書かれていないかもしれないけど、債務不履行は基本よ。『Aの責めに帰すべき事由によって』この文言だけで、ピピッ!って気づかなければだめよ!」

建太郎「条文を読めということね。分かりました」


宅建士試験の合否は過去問以外の問題をどれだけ解いたかで決まる!


□ 過去問だけでは合格できない

宅建士試験では、過去問を制覇すれば、本試験でも6割の得点は固いでしょう。
しかし、宅建士試験に合格するためには、最低でも7割以上の得点が必要で、確実に合格したければ、8割は得点できるようにしたいところです。
過去問だけでは補いきれない1割から2割については、資格スクールの模擬試験を片っ端から受けること、テキストを繰り返し読むことによって、カバーできます。

しかし、資格スクールの模擬試験を片っ端から受けるのは、費用が掛かりますし、本試験間際になってから、駆け足で開催されることが多く、普段からじっくり勉強できないですよね。
テキストを繰り返し読むことでも、過去問の穴を埋めることもできますが、やはり、テキストを読んでいるだけ(インプット)だけでは、完璧ではなく、実際に問題を解く(アウトプット)ことも必須です。

最近の試験では、単に暗記していれば解ける問題は少なく、暗記した条文、判例をもとに事例問題を解く形の出題が増えています。
公式を覚えるだけでなく、問題演習が必須の数学に似ているといえます。

すると、どれだけたくさんの問題を解いたかによって宅建士試験の合否が決まるといっても過言ではありません。

そして、過去問は、受験生なら誰でも解いています。
そこから一歩抜け出て合格をつかむためには、過去問以外の問題をどれだけ解いたかが、ポイントになるのです。




宅建士試験肢別100問ドリル オリジナル問題集 権利関係編 1 暗記カード式法律問題集

宅建士試験肢別100問ドリル オリジナル問題集 権利関係編 2 暗記カード式法律問題集

宅建士試験肢別100問ドリル オリジナル問題集 権利関係編 3 暗記カード式法律問題集

宅建士試験肢別100問ドリル オリジナル問題集 権利関係・法令上の制限編 4  暗記カード式法律問題集

宅建士試験肢別100問ドリル オリジナル問題集 法令上の制限編 5  暗記カード式法律問題集


□ 本シリーズの特長

過去問よりも少しレベルが高めの問題を掲載しています。

すべての問題に詳細な解説を付して、何を覚えるべきなのか、注目すべきポイントを明確に示しています。

解説をしっかりお読みいただくことによって、過去問+αのαの知識を総整理することができます。

さらに、肢別形式になっていることも特長です。
スマホ等で隙間時間にチェックするのに最適な文章量なので、暗記カード的にご利用いただくこともできます。

posted by 宅建士試験ラノベ化プロジェクトチーム at 19:56| メルマガ掲載問題