2019年07月03日

00074 宅建士試験過去問 権利関係 無権代理 #宅建 #過去問



★今日の過去問★

B所有の土地をAがBの代理人として、Cとの間で売買契約を締結した。
Aが無権代理人であっても、Bの死亡によりがAとDともにBを共同相続した場合には、Dが追認を拒絶していても、Aの相続分に相当する部分についての売買契約は、相続開始と共に有効となる。


胡桃「基本的な条文の知識を問う問題だわ。10秒で答えてね。よーいどん!」

1秒

2秒

3秒

4秒

5秒

6秒

7秒

8秒

9秒……

胡桃「10秒、経過。まず、これが何の問題なのか分かるわね?」

建太郎「無権代理人が本人を相続した場合、無権代理人は本人の立場で、無権代理行為の追認を拒絶することはできない。当然に追認になるという判例だよね」

胡桃「そうね。無権代理人が追認拒絶するのは、あまりに身勝手――信義則に反するからよね。ただ、この選択肢は、無権代理人の単独相続ではなく、共同相続なのよ。この場合、無権代理人の相続分は、相続開始と同時に当然に追認となるのかどうかという問題ね」

建太郎「当然に追認となったら、相続関係が複雑になるよな。他の相続人のこともあるから、追認とみなすわけにはいかないんじゃない?」

胡桃「そうよ。判例も、『共同相続人全員が共同して追認しない限り、無権代理行為が有効になるものではない』としているわ。もちろん、無権代理人の分も当然に追認となるわけではない。建太郎が言った通り、相続関係が複雑になるから、好ましくないと考えたのね」





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