2019年06月17日

00065 宅建士試験過去問 権利関係 代理 #宅建 #過去問


★今日の過去問★

AがBの代理人としてCとの間で、B所有の土地の売買契約を締結した。
Bは、Aに対して、Cとの間の売買契約を委任したが、Aが、DをCと勘違いした要素の錯誤によってDとの間で契約した場合、Aに重過失がなければ、この契約は無効である。


胡桃「基本的な条文の知識を問う問題だわ。10秒で答えてね。よーいどん!」

1秒

2秒

3秒

4秒

5秒

6秒

7秒

8秒

9秒……

胡桃「10秒、経過。まず、これが何の問題なのか分かるわね?」

建太郎「錯誤の問題であることは分かるよ」

(錯誤)
第九十五条  意思表示は、法律行為の要素に錯誤があったときは、無効とする。ただし、表意者に重大な過失があったときは、表意者は、自らその無効を主張することができない。

建太郎「ただこの選択肢では、錯誤に陥ったのは、本人じゃなくて代理人。この場合、錯誤無効を主張できるのかという問題だよね」

胡桃「そうね。民法にはこうあるわね」

(代理行為の瑕疵)
第百一条  意思表示の効力が意思の不存在、詐欺、強迫又はある事情を知っていたこと若しくは知らなかったことにつき過失があったことによって影響を受けるべき場合には、その事実の有無は、代理人について決するものとする。
2  特定の法律行為をすることを委託された場合において、代理人が本人の指図に従ってその行為をしたときは、本人は、自ら知っていた事情について代理人が知らなかったことを主張することができない。本人が過失によって知らなかった事情についても、同様とする。

胡桃「まどろっこしくて、読みづらいかもしれないけど、1項の条文にある通り、錯誤無効が問題になる時は、本人が錯誤に陥ったかではなく、代理人が錯誤に陥っているかどうかで判断するということね。どうしてかは分かるわね?」

建太郎「まあ、当たり前のことじゃないかな。代理人というのは、本人に成り代わって法律行為をしているわけだから、錯誤無効の問題も、代理人が錯誤に陥ったかどうかで、判断すべきということだろう」

胡桃「そうよ」



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